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箱家 ―自ら創りあげるニホンノコゝロ―

自ら創りあげる、ニホンノコゝロ
箱家

邪念を払うための“狭さ
古今東西、想念を凝らしたり、創作活動に集中するには狭いところがいいようだ。
 仏道者は?結界?を結ぶといって、自分のまわりに屏風を立てまわし、修行のさまたげになるものを封じた。
 平安期には、この屏風の陰で『源氏物語』や『枕草子』が著され、唐の詩人、杜甫や王維らも、障子にかこまれた部屋で詩作に耽ったらしい。ミケランジェロも三畳くらいの狭いところでバチカン・システィーナ礼拝堂の『天地創造』の構想を練ったという。
 狭小空間のきわめつけは、千利休が考案した三畳の茶室であろう。茶道具を並べた点前主の座が一畳、主客の一畳、控えの客のために一畳、ほかに床の間に軸と生け花、これほど簡素で完成された空間は、日本人が愛するワビ、サビへの到達を思わせる。
 この三畳茶室を小間という。利休から織部、遠州へと受け継がれ、また秀吉や前田利家ら戦国武将にも好まれたらしく、天守閣に三畳茶室を設け茶を嗜み、戦略を練ったのだろう。
 明治期には勝海舟が池上本門寺内松濤園の三畳茶室で日日坐臥し、西郷隆盛と密談した。

クラフトマンの意匠が結集した、組み立て式三畳の「箱家」
「箱家」は、アラスカ檜の無垢の柾材を使い、両面に障子紙を貼る太鼓貼りの屏風を四隅にはりめぐらせ、市松模様にしきつめられた畳、漆塗りの床の間、見あげれば舟底天井の純和風数奇屋スタイルである。
「箱家」を作ったのは会津の建具師、指物師、漆職人たちで、日本建築の伝統技がいたるところに活かされている。ていねいにカンナがけされ、精密で堅牢な(ほぞ)組みだから寸分の狂いもなく、丈夫で長持ちする。
 釘も木ねじも使わず、素人でも当て木に小槌をあて、部材につけられた番号どおり作業すれば、短時間で組み立てられる。解体も簡単だ。(右画像は組み立ての様子)
 最低約三メートル四方の空間があればリビングなどの片隅に設置でき、ぬれ縁の下にはノンスリップペーパーを敷くから、フローリング上で滑る心配もない。
 入り口は茶室でいう引き戸式の貴賓口の構え。正前にはぬれ縁が付く本格派だ。屏風は内側から見ると縦桟のラインがとてもモダンである。煤材を素材に使用した敷居滑りは、あけたてもスムーズ。床の間に照明用スイッチと一口コンセントが装備され、お寺の照明灯としてのロウソクの光が人にとって精神集中を促すように、ロウソク光の色温度に近い輝きを放つドイツ製管状電球が、天井から室内をほどよく照らす。
 箱家が木と紙の屏風に囲まれた空間なのに、静かで息苦しくないのは、太鼓貼りの障子がもたらす遮音性の心地よさ、こだわりの照明に拠るところが大きい。外部とコミュニケーションがとれる程度に遮断し、それでいてプライバシーも保てる。家庭内で手軽に、利休が求めた幽玄の世界にひたれるだろう。
 中に入ると漂う木の香りや畳の匂いは、癒しの効果も生む。三畳の狭小空間で精神を高め、想念を豊かにして大宇宙までイメージを広げたい。
用途は茶室、書斎、自分ひとりの寝室と、ひとりひとりのライフスタイルに合わせて、無限に広がる。
●(文・渡邊慶司)

寸法:間口2.337×奥行き2.416×高さ2.170? 総重量256.8?
こちらの商品は別途送料が掛かります。
※ 写真に写っている掛け軸、苔盆栽、二月堂(折り畳み式机)座布団は付属しておりません。
※二月堂はオプションパーツとして別途、69.300円(税込)でご注文お受けします。ご希望の方はお問い合わせ下さい。

株式会社大沢商会グループ ライフスタイル部
製造元:eyes 株式会社坂本乙造商店
お問い合わせ先:美術館.com 米山(ヨネヤマ) TEL03-3268-2203

組み立て過程の動画はこちらからご覧になれます。(別ページが開きます。)

三畳間のほどの空間を気軽に創出できる「箱家」

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箱家 ―自ら創りあげるニホンノコゝロ―

価格:
2,310,000円(税込)
購入数: セット
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